吉野裕子はいつもまじめな本を書いているので、興味があってもなかなか読まなかったのだが、本書は実に読みやすい。
陰陽五行について書いてある。
タイトルのカミナリ様がヘソを狙う理由、桃太郎のお供はなぜ猿・雉・犬なのか、なぜ土用の日にうなぎを食べるのか、浦島太郎の玉手箱とは何かなどのことを陰陽五行で説明していく。
どれも大変興味深くおもしろかった。
私たちのごく身近なところに、陰陽五行という思想が存在しているのだ。
ちなみにこの前読んだ、小野不由美の『十二国記シリーズ』にも陰陽五行が見られる。
青海、赤海、黄海、白海、黒海、令艮門、令巽門、令坤門、令乾門などがそうである。
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