fc2ブログ

Q&Aサイト

Q&Aサイトの常連回答者は「初心者」に優しいのか?

いい人な自分に酔うというか、人に教えるという行為は快感なのだろう。
私も人に教えるのが大好きだ。三度の飯より好きだ。どんなに仕事ができなくても、自分のうんちくにつきあってくれる人なら重宝する。仕事できないことくらい私が代わりにやればいいしね!どんだけ一方的に話すことに飢えてんだ。

FC2のユーザーフォーラムについて、あまりにも検索しろ!と言いたくなる質問が多くて熱心なフォーラムユーザが消耗しないか心配みたいな記事を書いたことあるけど、最近は、そういう質問者はYahoo!知恵袋に誘導した方が、双方幸せなんじゃないかと思っている。あそこなら、見返りなんてたいして必要なく喜々として回答するユーザがたくさんいる。質問する方も質問したことに対する答えだけを得ることができ、質問する前に最低限これくらいは調べた方がいいですよのような余計なことも言われない。回答する方も、そんなググれカスと言いたいような質問者ばっかりでもまったく消耗しない。実にすばらしい。

自分で調べることができない人がいて、見返りなんていらないからとにかく教えたいという人がいる。そういう人々を見事に結びつけるこれらのQ&Aサイトはすごいな、と見るたびに思う。

はてなはその点ダメだ。お金で購入するはてなポイントという報酬が具体的に得られるので、下手な回答がしづらい。回答者は見返りなんぞ関係なく、とにかく教えたいのだ。そんな回答者にとってはてなポイントなんてものは重すぎる。はてなで回答してしまったら、はてなポイントが目的で回答してしまっているようで、回答者の見返りなんて関係なく教えたい欲がなんとなく充足しない。気軽に質問したい、気軽に教えたいという欲望をとらえることができなくなったのが、Q&Aサイトとして古参でありながら、存在感がめっきり薄くなった原因だろう。

もっとも、信じられないほど親切に教えるのは、ググれカスと言うのが無駄だということを常連投稿者が知っているのが原因だろうと思う。自分は小学生の頃からパソコンを扱ってきた世代なので、そうでない上の世代からパソコンについて聞かれることが多かった。最初のうちは、解決の仕方・探し方を身につける方がその人のためだろうと思って、ググれカス的なことをやっていたのですね。見事にムダ。親が子どもに教えるように、教師ができの悪い生徒にマンツーマンで教えるように根気よく根気よく根気よくやって、ようやく覚える可能性がちょっとあるくらい。だいたいググれカスと教えて、それで解決できるようになる人は、もともと自分で何とかできてしまう人が多いのだな。これは別にパソコン関係に限ったわけでなくて、たいていのことにも当てはまるのだろうけど。
質問者のためを思って、質問者がググれカスでググれるような文書に頭を悩ませるよりかは、信じられないほど丁寧な回答をする方が楽なのだろうと思う。さすがに、オレはおまえのパパじゃねえ、と質問者の成長までめんどうみきれんよと諦めているのではなかろうか。

スポンサーサイト