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舞妓Haaaan!!!

舞妓Haaaan!!! (出演 阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ)舞妓Haaaan!!! (出演 阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ)
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不明

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Webでの評判は悪かったのだけど、出てる役者が好きでCMを見てると、これはお前が見るべき映画なのだと誰かに言われた気がしたので見てきました。

もちろん、しがない給与生活者である私は今までもこれからも舞妓さんと遊ぶことなんぞ、絶対にありえない。野球拳や芸者遊びならともかくも、劇中でうちら身持ちがかたいんどすえと語られる舞妓のためにとっても高額の着物や毎回のお座敷代を喜んで払う。とうてい考えられない世界だが、それが男の甲斐性として当然とされる世界。はっきりいってバカの世界だ。バカだとは思うが、そもそも遊びなんてものはバカバカしいものなのだろう。
そういった、バカバカしい世界の映画化ということで、見事に映画自体もバカバカしいのもになっていた。実にすばらしい。

映画にきちんとした起承転結を求めて、ヒーローとヒロインの問題が納得できる解決の仕方をして、良いストーリーだったな、という感想を求めている方は、確かにこの映画は向いていないと思う。主人公の公彦とヒロインの駒富士との関係、なんでああいう終わり方になるのかさっぱり意味がわからない、という感想も当然だろう。ただ、それを言うたら舞妓との遊びなんで、それは疑似恋愛という恐ろしく意味がないものなわけで、それゆえ舞妓を扱ったこの映画に意味などないのも必然なのだ。だいたい世の中意味ある事なんてほとんどなくて、たいていの事に意味はない。山無しオチ無し意味無しのこの世の中、それならバカになって舞妓と遊べ。ということなのだろうと、私は誰も言ってもいないことを読み取ったわけですよ。

いや、見てる最中は阿部サダヲの演技を堪能してただけなんですが。映画に意味なんかなくってもいいじゃない。

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