今日は月曜なので男は千円の日だ。(一部映画館で)
というわけで忍を見てきた。山田風太郎は好きだが、あまり原作付きというのは映画を選ぶさいに気にしないようにはしているので、仲間由紀恵を見にいったと思えばいいんだろう。
原作気にしないといったそばから言うのもなんだけど、あれだね、最近の映画は原作を尊重しようっていう心が溢れている。最近見た映画そういう映画ばっかりだったような。NANAとか、SIN CITYとか。(SIN CITYは原作尊重というか原作通りに作りのが目的だったんだから、ちょっと違うが)
SIN CITYなんてもろそうだったけど、この映画も見終わったあと何も残らない映画だ。でもそれでいいのだと思う。話の本筋は仲間由紀絵とオダギリジョーの悲痛な恋なわけだが、それは物語を作るためのものであって、本来は怪奇忍術合戦がこの作品の主題になるはずだ。(えっ
しかし、怪奇忍術合戦の描写が狂っているとしか言いようのないものだとか、もっとおどろおどろしかったら後に残ったのかもしれないが、みごとなCGで処理してあるので、普通に見られる。見終わった後、記憶に残っているのは仲間由紀絵とオダギリジョーのみという見事な処理。これなら、多くいたカレシカノジョにぴったりだったろう。
久しぶりに人で埋まった状態で映画を見た。仲間由紀絵ファンとか、デートにはちょうといい映画です。
ほんとーに見終わった後何も残らない映画。
いや、何の事前知識を持たずに見た当方が悪いのだろうけど、見てる最中さっぱりわからなかった。
http://psychodoc.eek.jp/diary/?date=20051002#p01
なんとも判断つかないので、いろんなサイト見て回って、あー、そういうものなんだ、と納得して終了。(他にもいろいろ見て回ったのだけど、忘れた。ブクマもしてない。役立ってないじゃん、オレ)
しかし、見てもわからなかった映画を、わからなかった自分を納得させるために情報をあさるのは不毛な気がする。わからないなら、わからないでいいのではないか。
結構稼いでいるらしいのだが、当方が見に行ったときはわりとすいてた。時間帯のせいか。
ほんとーに原作に忠実な作品。でもおもしろかった。たぶん原作の一番おもしろいところを映画化しているからだろう。男でも読んでいる少女?マンガ三傑としてNANA・ハチクロ・のだめがあるけど、この中ではNANAが一番苦手。たぶん、後半の(といってはいかんか、連載中なんだから)ドロドロとした展開、描写が熱血少年マンガで育った身にはつらいいんだろうなぁ。だから、あそこまでの映画化で正解だと思う。あれ以降は映像だと見ててきつくなる。
という感想を抱いていたら続編制作するのね。ま、まあHITしたんだからしょうがないか。がんばってください。