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レス

ハーメルンのバイオリン弾き

金曜の夜は酒を飲む日だということで、飲んだ。でもまあ、今回は自重した。ビール一筋8時間。チャンポンしなかったよぉ。朝真っ青の顔色をみんなの前にさらさずにすんだ。愚か者とそうじゃない者との違いは同じ間違いをおかすかどうかだ。(あんだけ苦しむのならもう酒飲むなといったところだ)
が、調子が悪いの悪いので山の中の愛する我が家へたどり着く前に、ネットカフェで爆睡英気を養う。なんとか眠気はおさまるもののふらふら店内をうろついていたらハーメルン発見。ヴォーカル編あたりから再読。
なぜヴォーカル編かというと、ここいらへんから離れたから。もうオレ中二じゃないや、高二だもんって思ったころだったから。
おもしろいなぁ、と思うんだけど、正直二日酔いでへろへろになっている状態に合ったテンションのマンガではねえなってわかった。とにかく過剰なのだ。とっくに闘うことより日々の安寧を求める人になった当方にはもう昔のテンションでは読めねえんじゃないかな。二日酔いなんていいわけしなくても。
同じく初期から連載されていたZMANだけど、あれも過剰なマンガだった。今だって過剰な作品を愛すことはできるけど、それは諦めと後ろめたさの末の愛であって、けっして対象と一体化しようとする暴力的な愛ではない。あの当時は暴力的な愛を持って作品を愛していた。作品にたいして怒っていた。憤っていた。もう今は違う。

だから、あのころにこの作品を読めたのは幸せだったのだろうと思う。

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