↑「こうしょうにん」って打ったら、変換は公証人のみだった。さすがに日本ではまだまだの存在なのだなw
見てきました、交渉人真下正義。むー、良かったのではないかな、パンフは買ってこなかったけど。
前に思ってたとおり、オタク真下が正義のオタクとして活躍する話だったね。オタクが主役らしく小道具がちりばめられていたし。その筋の人はニヤリとできる映画になっているのかも。←その筋の人ではないのでようわからんけど。
カラスが出たときは、おぉ押井守と思ったのですが、最後にカラスが集まったところを見ると、鳥類が高周波に集まるという習性(←ホントかどうかは知らない。誰か教えてプリーズ)を図示した画だったのね。犯人の車が移動するたびにテレビの画像が揺れる=犯人が発する強力な電波によって周りの電波状況が悪くなる図と一緒というわけだ。もちろんカラスにはそれ以上の意味が込められているんだろうけど。
交渉の場面は、もっと知的で言葉遊び的に描かれるのだろうと思っていたけど、普通の会話をするのみだった。でも、そんなものかもしれない。ホントの交渉ってやつはね。
一見普通で凡庸な会話から相手のイメージ・意志を感じ取り、普通で凡庸な会話で相手を、相手に気づかせぬよう、こちらの思惑どおりに動かす。それがリアルな交渉術って気がするよ。
ラストの真下の引っかけがもうどうしようもないほど古典的でつまらないんだけど、逆に言えば、その古典的でつまらない手で引っかけることができたということが、それまで真下が犯人との交渉を自らの思惑どおりに進めてきた証左ということなんだろう。凡庸な会話でも、実は深い意味が隠されていて、やりようによっては相手を自分の思惑どおりに動かすことができる、それがビバ交渉!ってことなんですよね、監督っ<たぶん。
気軽に見るにはいい映画なんじゃないでしょうか。
でだ。(ここからちょっと一言とはげしくラストのネタバレ含む)